スイッチング電源 HP DSP-1200FB A
- 2019/11/03
- 20:42
先日実験したTR式のリニアアンプですが
電源容量が不足と思われるので
サーバー用のスイッチング電源をオークションで入手した。


100Vで800W 66.7A 200Vでは1200W 100Aの容量がありますが
非常にコンパクトです。
さて
いぢっていきますが、良く観察します。


赤く囲った部分の取っ手とリリースレバーは不要だし、邪魔なので
取り外す事にします。
では電源が入る様にしましょう。

左端の端子と左から4つ目の端子に1kΩの抵抗を入れる事によって
電源が入る様になります。
私は1kΩが見当たらなかったので
近い値の抵抗(1.26kΩ)をハンダ付けしましたが
電源は入り動作しましたので、抵抗値はクリチカルでは無い様です。
そして、出力電圧の調整です。
可能であれば14Vくらいまで上げたいのですが、、、、、、、、

側面の基板の中央上部に半固定抵抗が3つ並んでいますが
左端の半固定抵抗で調整しますが
12V±0.5V程度の可変範囲です。
2つの電源を直列接続して、本当は28V欲しいので
単体で14V出力にしたかったのですが、12.8Vに甘んじておきました。
シリーズ接続で25.6Vです。
さて、このスイッチング電源は基板のアースが筐体に繋がっていますので
このまま2つを抱き合わせたり、ケースに直接取り付ける訳にはいかないので
基板と筐体とのアース接続を切り離します。
基板を筐体から取り外すには
先ず、電源コネクターのアース用のビスを取り外します。

そして、コンセントを上方に引き上げます。

すると、基板と筐体を固定しているビスが現れるので
そのビスを取り外します。

次に、冷却ファンの取付ビス4本を抜いて、ファンを斜め上方向に引っ張り出します。

そして、LEDインジケーターを取り外すのですが
それには、LEDホルダーの爪を細いマイナスドライバー等で押し広げて
LEDを正面から押し込んでやれば簡単に取り外せます。

最後に端子側の取付ビス2本を取り外します。

この部分の基板の裏側がアースランドになっており
筐体と接続されています。
基板の取り外しは筐体から基板を浮かせる様に上部に引き上げて
引っ張り出します。

取り外した筐体ですが
このスタットナットが基板のアースランドと接続されています。

このスタットナットを取り外して、樹脂製のビス、スペーサー、ナットに交換します。
取り外すには、私は5.5mmφのドリルでビス孔を広げる様にして貫通させました。

左側が加工前で右が加工後です。

樹脂製の4mmビス、ワッシャー、ナットは手持ちが無いので
モノタロウに注文しましたので
本日はここまでの作業になりますが
筐体に飛び出ているハンドルの取付部が不要なので
切り取りました。

樹脂製のビスやナットは明日にでも配達されますが
出張中なので、来週末に帰宅するまでお預けです(涙)
ここまでの手順はネットに投稿されていたアメリカの方の複数の記事を
参考にさせて頂きました。
先駆者って必ず居るものですね。
ネットの情報って有難いです。
私のこの記事も何方かの参考になれば幸いです。
本日の作業時間 1時間
因みに
このサーバー用スイッチング電源2個セットですが
私は税込み2400円で落札しました。
スポンサーサイト