Bバンド用キャビティ
- 2019/01/11
- 22:12
年末にシャックを片付けていたら

こんなのが出て来ました^^
昨年に千葉県四街道市で行われた 『千葉ハムの集い』 の
ジャンク市で見つけて購入したモノです。

100~225MHZ用のキャビティです。
回路図は

赤く囲ってあるのは前の所有者が製作しようと必要な
パーツをチェックした跡らしい。
非常にしっかりとした造りです。
象の鼻の様な形状のエアーダクトがソケットに繋がれています。

ソケット周りのアップです。

プレートの可変キャパシターの駆動部分です。


画像1枚目の右側にあるベベルギヤのシャフトを回転させると
画像2枚目のウォームギヤが回転して画像右下のラック&ピニオンが
駆動し、ラックギヤに取付られたプレートキャパシターが前後に動くと言う
凝った作りです。
まぁ、設置場所の関係でこんな面倒臭いコトにしたんだろうけど、、、、
キャビティー内部は

画像左が可変キャパシター
画像中央が真空管
(ソケットの状態を確認する為に手持ちの4CX350Fを装着しています)
画像左がバリLです。
144MHZ帯のバリLって初めて見ました。
これのお陰で広帯域に使用出来るのですね。

↑ バリLのアップ画像です。
ソケット周りは

硫化による変色はみられますが
至ってキレイです。
X球を差し込むと抜き難いです。

今夜、OMさんに教わったのですが
鈎状の専用工具が存在していて
フィンの間にその専用工具を差し込み90度回転させて
プレートの縁を引っかけて抜くらしいです。
簡単に作れますネ。
そのOMさんは40年前に女性用の睫毛のビューラーを改造し
そのビューラーを2つ使ってイトモカンタンにX球を抜いていたそうな。
さて、コイツをどうしようかなぁ?
電源回路と制御回路だけで作れるんだけど
目下、4-1000Aと3-500Zを製作中だし
この間、フェイスブックのコミュニティ『真空管式無線機』のメンバーから
無償で頂いた4E26をもう一本手に入れてプッシュプルで7MHZリニアなんて構想も
あるので、オークションに出して資金稼ぎにでもしようかなぁ?
目下、思案中のワタクシです。
スポンサーサイト