4-1000A リニアアンプ
- 2018/12/20
- 21:18
前回の更新より
はや2週間近くも経ってしまった(汗)
画像はiPhoneにタンマリと撮ってありネタは豊富なんだけど、、、、、、
今年も余すところ10日となりました。
そこで
今年のハイライトとして 4-1000A を使ったリニアアンプの
製作を振り返ってみようと思う。
30数年前に作ろうとして断念した 4-1000Aと云う
大型送信管を用いたリニアアンプ。
今年の初めにヤ○ーオークションで偶然みつけて落札。
1月21日に配達されて来ました。

長期在庫品として出品されていただけあって
プレートもキレイな状態でした。

追っかけて
EIMAC製のエアーソケット、チムニー、プレートキャップを入手。





組み合わせるとこんなカンジです。

実家に暮らす実兄にアマチュア無線を再開局し
またもやリニアアンプの製作を行おうとしていると伝えたトコロ、、、、、、

古ーい電子レンジ用の高圧トランスと
出所不明のヒータートランス?を送ってくれた。
2月に入って
やはりオークションで入力同調用にコイルを入手。

じっくりと出品画像を見れば良かったんだけど
配達されて来て
コアー無しって初めて知った(涙)
入力同調回路ってLとCで構成されるので
Lが固定ならCで調整しなくちゃならない、、、、、、、、、、。
まぁ、急いで作るつもりも無いし
もっと肝心なパーツも揃っていないので
そのうちに、、、、、、、、、、、、、、、(笑)
気が多いワタクシ
X球の通信機を落札しました。

ベトナム戦争で活躍した移動通信用のリニアアンプです。
最近までアマチュア無線用として使用していたとの事。
ワタクシは軍用マニアではありません。
使用されているパーツが欲しかっただけで御座います。
分解して 4-1000A に使えるのは

バキュームバリコン(VVC)と

キロバック製のバキュームリレー。
その他にもバリL(バリアブルリアクター)や4CX350F、チムニー付きのエアーソケット、
ロードバリコン、カウンター式ダイヤル等々もゲット出来ました。
また
トリオのモニタースコープ(CO-1303G)をオークションにて
入手したんだけどマニュアルと回路図が欲しいと思い
出品者さんに商品の配送前にお聞きしたら
出品者さんは同じ機器を複数台所有しているのだが
マニュアル、回路図共に持っていなく
逆に欲しいくらいだと云われたので
現行のケンウッドに問い合わせてみたところ
トリオのスコープ関係はテクシオ・テクノロジー社が引き継いでいる
との事で、テクシオ・テクノロジー社に問い合わせてみたら
まさに 神対応 と云うのでしょうか
マニュアルをPDFにて即日メールにて送って頂けました。
但し、回路図は社外秘扱いでNGでしたが。
で、出品者さんに入手出来たマニュアルをお送りしたところ
今度は私が何か手助け出来る事があればって


このコンデンサーを無料で送って頂けました。 Special Thanks JA3PQX 麻野OM
ワタクシの勤めているオフィスは外神田であるので
昼休みや帰宅途中に秋葉原界隈を散策して
高圧のRFパーツを探してみるが
以前の様な ジャンク屋さん は姿をけして久しいらしく
オボシキ物は見つかりません(涙)
ただ
オーディオ用の真空管を扱っているお店の社長が
アマチュア無線がお好きで送信管もおいておられ
X球用のEIMAC製のエアーソケットの長期在庫品を格安で
譲って頂けました。
仕方なくネットサーフィンの毎日が続き
かれこれ半年以上経過して、ようやくカタチにしてみようと
ラジオデパート2Fのエスエス無線さんで LEADの一番大きなシャーシを
2個買って来ました。

こんな感じの配置にしようと思っています。

そして9月8日(土)
早速シャーシーの加工を始めました。

アルミシャーシーには養生テープで保護を行いました。
先ずは4-1000Aの鎮座する座布団をコの字のアルミ板で作ります。
切断にはラジコンの製作に用にと購入した小型バンドソーを用います。

コイツを用いると苦も無くキレイに簡単に切断出来ます。


天板用のアルミ板(2mm厚)はアマゾンが最安値の様に思ったので
アマゾンにて購入しておきました。

ソケットのサブシャーの枠の出来上がりです。

この枠の上部にソケットを取付けるですが
2mm厚のアルミ板にデカイ丸穴を弓ノコを用いて手で作業するのは
骨が折れるので、電動のジグソーを用いました。

そして枠に取付けて座布団(サブシャーシー)の完成です。

全ての作業はシャックにて行っているので
キリが良い時点でお掃除します。

↑コレ大事!!
階下のリビングにアルミの粉や切り粉を落とすと嫁さんの機嫌を損ねますから(汗)
エアーソケットを取付けて
シロッコファンも取付けました。
ダクトには水道用のエルボを流用しました。


少し形になって来ました^^

電源関係の配置はこんな感じかな。

そうそう
写っているオイルコンデンサーはオークションで入手しました。

2個をパラレルに繋ぐとギリギリの耐圧かな(汗)
そして翌日

もう1つのアルミシャーシーをバンドソーにて切断しました。
コイツをRF部のシャシーと合体。
<

シロックファンの上にヒータートランス用の台を付けました。
ヒータートランス、ロードバリコン、タンクコイル、バンドスイッチ、チョークコイル、、、、、、、、
欠品だらけです(涙)
思い余って
フェイスブックのHam交換室に 求むヒータートランス と
書き込みしてみたところ
取引先にて特注にて製作頂けるとの事と
非常に安価なのでお願いしました。
一次側:100V 200V 二次側3:3.75V 0V 3.75V 25A
送料とお礼を含めて8000円。 Special Thanks JA2VFX 足立OM
小物もゲットしました。

貫通コンデンサーです。
RF部から制御部へのリードの貫通に使用します。
また
しっかりしたバンドスイッチとタンクコイルも入手。


これはセットでの出品で
ロータリースイッチ、コイル、ロードバリコン、プレートバリコンの4点でした。
プレートバリコンとロードバリコンは3-500Zに使おうと思っています。
10月時点でのレイアウトです。

このロードバリコンはジャンク扱いだった4CX250Bが4パラのリニアアンプを
落札して分解したものからです。
前回の4点セットと同じものでした。
またまた放置状態が続き
11月中盤になって
あるサイトの売買掲示板にて

高耐圧のセラミックコンデンサーを入手し
コンデンサーは十分なストックになりました。
画像右下の3KV耐圧のチタコンはネット購入しました。

目安になればとデジタル容量計はアマゾンで10月に購入しています。
12月になってフェイスブックのHam交換室にて

高耐圧のオイルコンデンサーを安価にてゲット
ぼちぼちヒーターに火を灯したくなって
ネット通販にて購入しておいたフェライトバーに2mmΦの
エナメル線を倍ファイラー巻きにしたフィラメントチョークを製作しましたが
シャーシーへの固定方法とRF部を貫通させる端子に悩む。
取付には手持ちの10mm厚のベーク板を加工して行い
ヒーター線の貫通にはネットで見つけた方法を用いました。

セラミック製のブッシングと

6mmΦの真鍮製の寸切ボルトです。

こんな感じです。
ヒーターチョークは

この様に取付けました。
また
Ham交換室にて

ヘンリーの4Kに使用されていたバリLを5000円にて入手 Special Thanks 武井OM
こんなのもオークションで入手しました。

別々の出品者からの落札です。
ロータリースイッチはアンテナ切替器を作ろうと思っての入手です。
4-1000Aリニアには

この同軸リレーにて入力の切替を行うつもりです。
出力側には米軍リニアにしようされていたバキュームリレーを使用しようと
思っていたのですが、、、、、、、、、、、。
先日、酔っぱらってシャックのデスクを片付けていて
誤ってバキュームリレーを万力の上に落下させてしまい

見事に破損させてしまいました(涙)
気を取り直して
フェイスブックの Ham交換室で知り合えた 蓮沼OMの御指導により
4-1000Aのエージングを今夜から始めてみました。

スライダックトランスがあれば一次側の電圧を制御できるんだけど
以前に持っていたのは処分したので、今な無い。
二次側のセンタータップにつないで3.75Vでの通電です。

何時見ても送信管のヒーターってイイもんですね。
20分くらい眺めていました^^
すると
ワタクシのアマチュア無線最盛期を思い出しました。
最初に作ったのが
40KG6の4パラだったと思う。


そして
4-400A 2パラ
これは筐体を知り合いの鉄工所で作って貰って真剣に作った記憶がある。


4-400Aのエアーソケットはタイト製を分解してベーク板で自作した。
写ってないけど、チムニーはサイフォン用のガラス器をダイヤモンドリューターで
切断して作りました。


タンクコイルはエアコンの高圧用の銅管で製作。

今から見ると幼稚な作りだけど、当時ほこれを愛用していて
1KW OUTくらいだったと思う。
シャックも

こんなところで運用していたが
自宅から徒歩5分のところにアパートを借りて

上段にIC-780を置いてSSBメインで運用。
右側にも机を置いて

θ-5000でRTTYにも出てた。
メインデスクの右側には

8877シングルアンプ。
左側の筐体は上に置いてあるX球パラレルのアンプを製作中だった。
この頃に入手したのが

4-1000Aである。
歳を取ると懐古主義になるのかなぁ(汗)